「天空の城ラピュタ」の都市伝説!幻のエンディングが存在する!?呪文バルスの真実

スタジオジプリ初制作の長編アニメーション「天空の城ラピュタ

この作品は監督宮崎駿が小学生時代に考えたいた架空の物語が元になっている事から、様々な都市伝説や、噂があります。

今回はその謎の多い本作に関わる真相、また有名な幻のエンディング等について調べてみました。

ラピュタの時代背景と設定

 

この物語はいつの時代を参考にしているのか、多くのファンの間で議論になっています。

劇中のパズー父が撮影した写真に見ると、1868年と書かれていることから19世紀をモデルにしていると思われます。

このころ、ヨーロッパでは産業革命が起きて数多くの文明が目覚ましい発展をしました。

しかし、産業革命の背後には、新帝国主義とよばれる国々の領土拡張が行われ多くの血が流されました。

後の第一次大戦にリンクするような出来事が多くおこりました。

 

この作品に悪役として描かれているムスカ大佐や将軍のようにラピュタのテクノロジーに目をつけて自分のものにすべく軍を派遣するなど、この時代背景を写した描写がみられます。

呪いの呪文「バルス」とは?

作品の最後にラピュタ崩壊のきっかけになった滅びの言葉「バルス」。

この「バルス」という言葉はラピュタ語で「閉じろ」という意味があります。

そして、この語源を探ると様々な説にひっかかります。

 

まず最初にトルコ語で「平和」を意味する「バルシュ(Barış)」が元になったのではないかという説があります。

昔から反戦平和について数々の作品を通して語って来た宮崎駿さん。

彼ならこのような考えもありえるかもしれません。

 

次にSF漫画家・諸星大二郎さんの作品「マッドメン」で全く同じ「バルス」という言葉が滅びの言葉として使われています。

 

実は宮崎駿さん、諸星大二郎さんの大ファンです。

ですからそのまま引用していたのではないかという話もあります。

 

 

ラピュタのモデルとなった場所がある

ラピュタの劇中世界のモデルは、イギリス・ウェールズ地方だといわれています。

 

例えば劇中で主人公の一人、パズーが働いていた炭坑によく似た場所がこのウェールズ地方には多くみられます。

 

かつてウェールズ地方は日本で言う所の福岡筑豊のような炭坑の街として栄えていました。

パズーが住んでいた街もそれらの中でも有名だったブレネヴォン炭鉱がモデルではないかといわれています。

ウェールズ地方に数多くあった炭鉱は1980年代、次々に閉鎖され、ブレネヴォンもその一つでありました。

ブレネヴォン炭坑は今、観光地として賑わい、炭坑体験ツアー等も経験できるそうです。

 

他にもシータが捕らえられていた城のモデルと言われているのが、ウェールズにある、1986年世界遺産に登録された「カナーヴォン城跡」です。

 

また「空中都市ラピュタ」についても複数モデルになったと思われるような場所があります。

ひとつが南米ペルーにある「マチュピチュ遺跡」、また兵庫県朝来市にある「竹田城跡」ではと言われています。

 

恐らくそれはビジュアルがモデルになったと思われますが、ラピュタという名称や空中に浮かぶ都市という設定ついては「ガリバー旅行記」に出てくる「空中都市ラピュ―タ」ではないかと思われます。

 

こうして複数のモデルが集まってできたのがラピュタなのかもしれませんね。

 

ロボット兵に関する謎

 

物語で印象的なシーンで多く出てくる「ロボット兵」。

かなり個性的なキャラクターデザインですが、彼らにはそれぞれパターンあります。

ひとつは空を飛び高い攻撃力を持った王族を守護する戦闘用」。

もう一つはラピュタの庭園を手入れする手芸用」がいます。

 

これらの見分け方につては、戦闘用には腕に飛行に使う際の突起物があり、手芸用にはこれが有りません。

 

また巨神兵とロボット兵を混同してしまう人も多いですが、彼らと巨神兵は一切関係が有りません。

間違いないように気をつけましょう。

 

また、彼らには元ネタがあると言う事は、存知の方も多いのではないでしょうか。

宮崎駿さんが手がけていたルパン第二シリーズの最終回「さらば愛しきルパン」に出てくるロボット兵ラムダ」。

実は本作のロボット兵の元ネタだと言われています。

 

さらには、宮崎駿さんは子供のころからフライシャー兄弟の「スーパーマン」のファンでした。

これに出てくる敵役の「ロボット・モンスター」をかなり気に入っていました。

ラピュタやルパンのロボット兵はロボット・モンスターを彼風にアレンジしたものではと言われています。

 

空の飛び方や着地の仕方などの動きが確かに似ていますね

飛行石の謎

本作で印象的なアイテムな一つ飛行石

この飛行石は実のところ他の作品で出てきたアイテムをそのまま使用していると言われています。

 

その作品というものは1949年から1956年の間に月刊『少年少女冒険王』連載されていた「沙漠の魔王」と言う絵物語で、その作品の中に「飛行石」と呼ばれるものが出てきます。

 

この物語の登場人物「魔王」と呼ばれるキャラクターが飛行石を使い空を飛ぶという設定があります。

子供のころにこの本の愛読者だった宮崎駿さんが「沙漠の魔王」から引用したのでは言われています。

 

幻の別エンディングが存在した?

多くの人に愛されている「天空の城ラピュタ」。

世間では「別のエンディング」と呼ばれるものを観た事があると言う、いくつかの証言が話題になりました。

 

その別のエンディングと言うのはドーラ一家と別れたパズーがシータを故郷まで送り届けると言うものだったそうです。

 

また他には、パズーがシータの家に花束を持って告白に来た、と言うような場面を見たと言う証言もあります。

 

しかし、スタジオジブリは公式サイトで、このようなエンディングの存在を否定していました。

 

さらに、あるブログでは以下のような証言が有り、これが噂の真相ではないかと言われています。

 

ラピュタ初放送は日本TVの金曜21-23時枠じゃなくて土曜19-22時の特別枠だよ

解説もC・W・ニコルだよ

本編終了後にストーリーボードや小説版の挿絵の紹介を交えながらの解説に

尾ひれが付いて後日談とか別エンディングとか勘違いされてるだけだよ

 

つまり、人々の記憶がごちゃ混ぜになっていて、小説版の挿絵やストーリーボードで描かれた内容を別のエンディングと誤解をしているのではないかと言う事が真実ではないかと思われます。

 

シータとドーラの関係は?

本作では、主人公シータとパズーに度々助力してくれる「空中海賊ドーラ一家」の親分「ドーラさん」ですが、実は彼女とシータにはある秘密があります。

それは「ドーラとシータが母娘である」ということです。

 

これは実際には没になった設定の一つで「シータはドーラの娘である」と言うものがあったそうです。

しかし企画を練っていくうちにその要素はなくなってしまったと言われています。

ところが、本編の随所にはそれらしき名残が多々あります。

 

例えばドーラの部屋にかかげられている、若き日の彼女を写した肖像画の中にはシータそっくりの女性がいます。

この肖像の女性が若き日のドーラそのものだったのです。

ドーラもシータを見て「若いころの私に似ている」と告げるシーンがあったりもします。

 

さらにシータたちが「滅びの呪文であるバルス」を使った時に「滅びの呪文を使ったのか」とドーラさんが言う場面があります。

これはいったい何を指しているか?「ラピュタ文字をドーラが理解している」ということになります。

 

つまり、映画の企画、シナリオを描き進めていく上でドーラがシータの母親であるという設定は削除されましたが、映画のそこかしこでそれらしき伏線となった箇所は残ってゆきました。

 

ムスカの祖先とは?

本作を代表する悪役のムスカ

彼にも実はとある噂があります。

それは彼が宮崎駿氏による別作品「未来少年コナン」に出てくる「悪役レプカ」の先祖であるという噂です。

確かに比べてみると、見た目のイメージは似た感じが有るかもしれません。

 

 

ファンの間では“まことしやか”に語られている都市伝説ですが、これがなんと事実であることが後に解りました。

 

それは、『ジブリ・ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』など幾つかの資料の中で「ムスカはレプカの先祖」と明言されていました。

 

さらに「天空の城ラピュタ」は当初「未来少年コナン」と世界観を同じくした話として描かれるはずだったそうです。

 

宮崎駿氏と共に働いたことのある庵野秀明さんによるとNHKに未来少年コナンの続編という位置づけで…

少年・少女が謎のペンダントをめぐり世界中を旅する・それを狙う悪役一派がいる・超大陸がある

というコンセプトでラピュタの企画を出したものの、NHKからは採用されなかったそうです。

そこで、本作にその案を生かすことにしたと証言されています。

ちなみに庵野さんはその後、NHKで「不思議の海のナディア」を作ったそうです。